ポートフォリオ

0
    先週、大学4年生の愚娘の就職内定がようやく決まりました。
    超売り手市場の中、こんな時期まで就職が決まらないほうが珍しいのでしょうね。

    芸術系の大学に通っていた娘は、自分が学んだことや、自分の興味関心を活かせる仕事をしていきたいという思いで就活をしていました。

    要領がよいほうではないし、社交的なタイプでもないので、
    早いうちからインターシップに行って企業とコネクション作ってとか出来ないタイプでした。

    3年生までは学校優先で休まず通っていたし、学校行事や関係するボランティアにも参加して楽しく学んでいるようでした。
    そのため就職活動は4年生になる頃に周りの動きに合わせるように動き始めていた感じでした。

    私は自分が行きたいなら日本全国どこで仕事しても構わないと思っていたので、前半は何度も東京や大阪の企業にも説明会や試験を受けに行っていました。
    最終面接まで残る企業もあったり、一度不採用になった後、再度連絡あった企業など様々でした。

    6月くらいから岐阜市にある小さなデザイン企画制作会社に興味を持つようになりました。
    小さな企業のせいか、採用活動もゆっくりで9月から募集開始でしたが、その前に会社に訪問し、説明を聞きに行ったり、大学4年間の作品や活動をまとめたポートフォリオを作って送るなど、自分で出来ることはやっていたみたいです。 しかし10月半ばになり、不採用の連絡が来ました。
    提出したポートフォリオも丁寧に送り返されてきました。
    私には直接話しませんでしたが、数カ月間思い続けてきた会社だっただけにショックだったとは思います。

    以下は私がその時に娘に送ったメールです。
    ここに書いたことはあくまで私の考えですが、娘の父親として、また人生の先輩として、伝えたいと思ったことです。 どなたかの参考になればと思い載せました。

    −−−−−−−−−−−−−−−

    〇〇会社の試験、ダメだったことママから聞きました。
    6月くらいからずっと思って来ただけに残念でしたね。

    でもパパはあまり気にしていません。きっと何か●●に合った会社、仕事に導かれているのだと思います。

    パパも高校出る時、最初は市役所の試験を受けたけど落ちたし、
    旅行会社から転職する時も、大手スーパー2社の試験に落ちて、その後、商工会議所に受かりました。

    もしどこかに入っていたら、ママとも出会っていないし、●●はうちの子としては生まれていなかったでしょう。

    人生は知らず知らずのうちに最良の方向に向かっていると思っています。 大事なことは自分で自分の人生を諦めないこと。

    ●●の作品づくりの過程や作品を見ると、丁寧に信念を持ってやっていることが分かります。きっと企業に入ればいい仕事をしていくことでしょう。

    焦らなくていいので、自分が興味関心が持てる会社、仕事を見つけてください。

    きっと今、大変な経験をしていることも、いつか何かの誰かの役に立つことでしょう。

    パパが好きだった中日ドラゴンズの荒木選手は、ドラフト会議で外れ外れ1位で入団しました。
    そんな選手が偉大な選手になりました。イチロー選手だってドラフト4位だからあまり期待されたわけではありません。
    つまり仕事をしてからのが大事だというわけだね。

    最後にママから散々言われていると思いますが、運気をあげる第一歩は身の回りを綺麗にすること。つまり整理整頓、掃除です。

    悪い運気や霊は汚ないところが好きなんだそうです。よい機会なので部屋を綺麗にすることから始めてみたら^ ^

    −−−−−−−−−−−−−−−

    このメールに対する娘の返事は「ありがとう」の一文だけでした。
    それもまた淡白な娘らしい感じでした。部屋の掃除もやってました^ ^

    今回、就職の内定が決まった会社は愛知県にある自動車部品の企画設計をする中小企業です。
    娘は設計者として働くそうです。 職人タイプで自分のペースでコツコツやりたい娘には合っているような感じがします。

    9月上旬に参加した合同企業説明会で知り、仕事と会社に興味を持っていたそうです。

    持論ですが、デザインや芸術的センスは、それ専門の会社でなくても、普通の会社内で活かせる機会がたくさんあると思っていました。これまでやってきたことが機械設計の仕事でも活かせるといいなと思います。

    何回か筆記や面接試験を行い内定が決まったのですが、内定の際、採用担当の方がメールと電話で連絡をくれたそうです。
    その時に担当の方が話してくれた内定を出した理由は、以下の3つだったそうです。

    ・会社の業務内容をHPを隅々までよく見て理解していること
    ・ポートフォリオでの作品説明がとても分かりやすく解説されていること
    ・面談で話すなかで細かいことに気遣いができること

    オタクっぽい娘の特徴をよく見てくれたように思います。
    あのポートフォリオは、無駄にならなかったみたいです。

    普段はあまり会話がない親子ですが、「パパ、内定もらったよ」といった娘の顔は、小さな頃の娘の素直な表情でした。
    私には、ここしか入れなかったので仕方なくではなく、ここに決まって良かったというように感じました。

    何が正解かは後にならないと分かりませんが、これからは自分の人生を自分で創造していってほしいと思います。

    この時期まで就職が決まらなかったことで、大学の先生たちも友達も心配してくれたそうです。
    大学側は大学院に進むことや、学費免除で学校に残ることも提案してくれたそうです。いろんな人の想いに触れたこともよい経験になったことでしょう。

    「人生は知らず知らずのうちに最良の方向に向かっている」

    普段、仕事でたくさんの方の人生に関わり、お話を聴く中でそう観じることがたくさんあります。
    娘にとっても自分でそんなことを観じる人生であればいいなと思います。

    長い文章になり申し訳ありません。読んでくださった皆様、ありがとうございました。










    コメント
    コメントする








       
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック

    |||Calendar

    S M T W T F S
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031     
    << December 2018 >>

    selected entries

    +アーカイブ

    +コメント一覧

    • 南会津から 2018夏
      sisst
    • 南会津から 2018夏
      kantoku
    • Never Enough
      sisst
    • Never Enough
      kantoku
    • こくぞうさんのある町
      伊藤慎悟
    • こくぞうさんのある町
      kantoku
    • 成果はあったはず
      kantoku
    • 20年ぶりと9年ぶり。
      sisst
    • 20年ぶりと9年ぶり。
      kantoku
    • ほんの6年ですが
      kantoku

    +おすすめ

    +リンク

    +プロフィール

    Search This Site

    Others

    Mobile

    qrcode

    Powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM