環境が変われば、障がいではなくなる
一昨日、日曜日は、岐阜県の高校生・大学生が出場するビジネスアイデアコンテストを観に出掛けました。
目的は、1ヶ月前、プレゼンのブラッシュアップを担当した学生さんが出場するので、どんな発表するからでした。
私が担当した学生さんは、県内の大学に通うご自身が子どもの頃から「発達障がい」を抱えた方でした。話している際中になんとなく気づいていたのですが、途中で自らの経験と併せていろいろ話してくれました。
彼の考えていたビジネスアイデアは、「発達障がい」は認知されてきたけど、発達障害のある人とそうでない人はきっきり分けられるものではなく、その間の人たちもたくさんいる。そのことに親も先生も多くの方が知ってもらえたら、救われる、生きやすくなる子どもが多くなると思う。そんな啓蒙活動をしたいと話してました。
彼は自分の経験として、勉強はそこそこ出来たんだけど、「忘れ物」が多かった。そのために周りからは「ダラシない子」という印象を持たれていたそうです。そんなことが中学時代まで続いたそうなんですが、高校生になって、学校に教科書や持ち物を置いていってもいいという環境に変わってからは、忘れ物が多いとは言われなくなったとのことでした。
彼が言いたかったのは、「ある環境ではダラシない子でも、環境が変わればそうでなくなる。その子の特性を理解してあげて、その子にあった環境を整えてあげたら、障がいは、障がいではなくなる」と話していました。 説得力があり、目から鱗のような気づきでした。
彼の考えていることが、ビジネスと呼ばれるようになるかはまだ課題が多かったですが、「〇〇くんが本当にから伝えたいのであれば、コンテストに参加する意義はあるんじゃない」と伝えた覚えがあります。
正直、コンテストに参加してくれるか分からなかったですが、2日前に県の方から予定通りエントリーされていますと教えていただき出かけました。
発表時間は6分しかなかったのですが、時間内にうまくまとめられていて、1か月前よりずっとよくなっていました。スラスラとした流暢なプレゼンではないのですが、言葉につまりながらも賢明に伝えてようとしている姿が見れました。
やっぱりビジネスという観点ではまだまだ弱いので、グランプリというわけにはいかなかったですけどね、彼が自分の経験を通して伝えたいことは出来たのではないかなと思っていました。
この経験が彼の人生にとって、よいきっかけになってくれたらと願っています。 いつか成長した彼に再会して、がんばったな〜、すごいな〜って声をかけてあげられるような未来になるといいな^ ^
彼の発表だけ聞いて帰ろうかと思っていましたが、彼の発表順が遅かったこともあり、結局全員の発表を聞きました。学生さんたちのレベルは思っていたよりみんな高かったです。よく調べて考えているなと思ったり、プレゼンが上手だったりいろいろです。
そんな中で私が一番実現しそうでういいなと思ったのは、高山工業高校の生徒さんたちが提案した「さるばぼ」の形をした「愛されるふるさと防犯ブザー」のアイデア。見た目のことだけでなく、なぜこれが飛騨地域の子どもたちに必要なのかという現状分析が素晴らしかった。 いろんな要素があったのですが、印象深いは、子どもたちが見知らぬ人から声掛けの被害にあう時間帯と、熊の出没時間の統計を重ねると同じ時間帯であるという共通点のデータを見せていたことです。そこから飛騨地域での防犯ブザーを携帯する必要性を説明してました。どうやって気づいたのか、指導された方がいたのか聞いてみたいなあ。実際に販売された際には、おじさんもおやじ狩り対策に購入したいと思いました^^;
この商品はかたちになっていくんじゃないかな^ ^
高校生のうちから人生の選択肢として、「起業・創業」って持ってもらえるといいですね。進学するにしても、就職するにしても、若い時の時間の過ごし方が全然変わるのででしょうね。そんな相談会を提案してみようかな。
参加した学生さんたちが活躍する未来に期待と応援していますね。 関係者の皆様、ありがとうございました。
私が担当した学生さんは、県内の大学に通うご自身が子どもの頃から「発達障がい」を抱えた方でした。話している際中になんとなく気づいていたのですが、途中で自らの経験と併せていろいろ話してくれました。
彼の考えていたビジネスアイデアは、「発達障がい」は認知されてきたけど、発達障害のある人とそうでない人はきっきり分けられるものではなく、その間の人たちもたくさんいる。そのことに親も先生も多くの方が知ってもらえたら、救われる、生きやすくなる子どもが多くなると思う。そんな啓蒙活動をしたいと話してました。
彼は自分の経験として、勉強はそこそこ出来たんだけど、「忘れ物」が多かった。そのために周りからは「ダラシない子」という印象を持たれていたそうです。そんなことが中学時代まで続いたそうなんですが、高校生になって、学校に教科書や持ち物を置いていってもいいという環境に変わってからは、忘れ物が多いとは言われなくなったとのことでした。
彼が言いたかったのは、「ある環境ではダラシない子でも、環境が変わればそうでなくなる。その子の特性を理解してあげて、その子にあった環境を整えてあげたら、障がいは、障がいではなくなる」と話していました。 説得力があり、目から鱗のような気づきでした。
彼の考えていることが、ビジネスと呼ばれるようになるかはまだ課題が多かったですが、「〇〇くんが本当にから伝えたいのであれば、コンテストに参加する意義はあるんじゃない」と伝えた覚えがあります。
正直、コンテストに参加してくれるか分からなかったですが、2日前に県の方から予定通りエントリーされていますと教えていただき出かけました。
発表時間は6分しかなかったのですが、時間内にうまくまとめられていて、1か月前よりずっとよくなっていました。スラスラとした流暢なプレゼンではないのですが、言葉につまりながらも賢明に伝えてようとしている姿が見れました。
やっぱりビジネスという観点ではまだまだ弱いので、グランプリというわけにはいかなかったですけどね、彼が自分の経験を通して伝えたいことは出来たのではないかなと思っていました。
この経験が彼の人生にとって、よいきっかけになってくれたらと願っています。 いつか成長した彼に再会して、がんばったな〜、すごいな〜って声をかけてあげられるような未来になるといいな^ ^
彼の発表だけ聞いて帰ろうかと思っていましたが、彼の発表順が遅かったこともあり、結局全員の発表を聞きました。学生さんたちのレベルは思っていたよりみんな高かったです。よく調べて考えているなと思ったり、プレゼンが上手だったりいろいろです。
そんな中で私が一番実現しそうでういいなと思ったのは、高山工業高校の生徒さんたちが提案した「さるばぼ」の形をした「愛されるふるさと防犯ブザー」のアイデア。見た目のことだけでなく、なぜこれが飛騨地域の子どもたちに必要なのかという現状分析が素晴らしかった。 いろんな要素があったのですが、印象深いは、子どもたちが見知らぬ人から声掛けの被害にあう時間帯と、熊の出没時間の統計を重ねると同じ時間帯であるという共通点のデータを見せていたことです。そこから飛騨地域での防犯ブザーを携帯する必要性を説明してました。どうやって気づいたのか、指導された方がいたのか聞いてみたいなあ。実際に販売された際には、おじさんもおやじ狩り対策に購入したいと思いました^^;
この商品はかたちになっていくんじゃないかな^ ^
高校生のうちから人生の選択肢として、「起業・創業」って持ってもらえるといいですね。進学するにしても、就職するにしても、若い時の時間の過ごし方が全然変わるのででしょうね。そんな相談会を提案してみようかな。
参加した学生さんたちが活躍する未来に期待と応援していますね。 関係者の皆様、ありがとうございました。
- 2020.02.11 Tuesday
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- 17:42
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- by 伊藤 慎悟