表面張力

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    数日前の岐阜新聞に載っていたのは、私の高校3年生の時の担任、華井先生です。

    県立高校の先生を定年退職後、9年間は、私立高校や大学の講師などを務めていましたが、昨年からは完全に仕事から離れました。それでも以前からやっていたライフワークでもある子ども向けの「サイスエンス教室」は今も継続しています。

    進学校など、普通高校に通われていた方には知らないかもしれませんが、工業高校は授業の半分は専門科の授業に充てられます。私も高校3年間はずっとデザインに関する実習をしていました。 残りは半分は普通科の授業なのですが、時間数が少ないため普通科の授業も細かく分かれていません。

    普通科の高校なら、英語は「リーダー」と「グラマー」に、理科は「物理」「生物」「化学」とかに分かれたりすると思いますが、工業高校は、中学校と同じで、英語は「英語」。理科は「理科」のままです。

    華井先生は、「理科」の先生でした。 受験のための勉強をしなくてもいいことありますが、華井先生の授業はずっと「実験」ばかりでした。4人1組になって1時間ずっと何かやっていた感じです。そんな授業でどんなテスト問題を出ていたのだろうと思いますが、全く覚えていません。

    先日、同級生のLINEグループで、ゴールデンウィークに華井先生が地元ケービルテレビで、子ども向けに実験を紹介している動画を送ってくれたので観てみました。
    実験のやり方は丁寧に説明しましたが、どんな結果になるかハッキリ教えておらず、番組の最後に「いろいろ試して比べてみてください」と話していました。 あの頃も今も、先生が子どもたちにやってほしいことはこういう経験だったのかな、なんて思っていました。

    小学校1年生の時、クラスで「手品」を紹介するという催しがありました。 確か本を見ながら、マッチ棒を使った手品を練習したのだけど上手くいかない。 そんな時、たまたま濡れた手でマッチ棒を触ると、手に引っ付く現象を知りました。
    なんせ小学1年生なので、なぜそうなるのか理由は分からないけど、一緒に練習していた友達たちもびっくりしていたので、そのままそれを手品としてクラスで披露しました。
    見ていた同級生たちからは「“のり"でくっつけたの?」とか不思議がられたのを覚えています。
    とりあえずその場をやり過ごせたことにホッとしましたが、本当は本のとおり手品をしたかったのが出来なかったので、少し苦い思い出として残っています。 あれが『表面張力』によるものだったと知ったのは、あれからずっと年数が経ってからのことでした。

    残念ながら「なぜそうなるのか?」ということに探究心は湧かなかったですね。 代わりに、技術者や職人の方の「なぜそこに興味を持ったのか? やろうと思ったのか? そこに気づいたのか?」ってことに興味を持つようになったかな。

    華井先生の教えを活かしきれずにすみません。
    これからも元気にサイエンス教室を続けてくださいね。
    またコロナが落ち着いたら、クラスのみんなで飲みに行きましょう^ ^






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