アウトリーチ

0
    独立してから商工会や商工会議所の仕事で、
    県内のいろいろな所へ行く機会は以前よりずっと増えました。
    岐阜県は海のなし県ということもあり、
    ほとんどは山や川に囲まれた印象です。
    そのせいか下呂温泉をはじめ、温泉も多くあり、
    最近は日帰り湯も充実しています。
    私は温泉好きなので、もともと機会があればよく行っていましたが、
    独立したら時間が自由になるので、
    今までよりもっとたくさん行けるだろうなと思っていました。
    ところが、実際は仕事に追われていたり、次の日の予定があったりで、
    意外と立ち寄ることができないでいます。
    でも、今日は立ち寄ることができました。
    師走に入ったものの、まだ紅葉が残っていて、
    陽は落ちていましたが、綺麗にライトアップされていました。


    (写真は以前に人がいない時に撮ったものです・・・照)

    その温泉のサウナでNHKの「クローズアップ現代」を観ていました。
    今日は「自殺と闘う」がテーマでした。
    11年連続で年間3万人を超える自殺者をどう減らせるか、
    これからの日本の対策について紹介されていました。
    統計によると、自殺者の70%くらいの方は、
    自殺をする前に精神科医などの相談機関に訪れているそうです。
    事前に誰かに相談したにもかかわらず、
    多くの方が自殺に踏み切ってしまうことにとても驚きました。
    番組の中では、イギリスが実施している
    「アウトリーチ(積極的訪問)」という取り組みが紹介されていました。
    アウトリーチとは、英語で“手を伸ばす”ことを意味するそうですが、
    精神疾患など悩みを抱えている人に対して、
    積極的に家庭訪問を行うなどしながら、
    孤独にさせない、一人ではないことを意識づけするなどの
    取り組みを行い社会復帰のための支援を行っているとのことでした。

    この話を聞いて、私は自分が携わっている
    中小企業支援の仕事も同じではないのかと考えていました。
    経営危機に陥り入りどうしようもなくなってしまった中小企業も、
    その前に商工会や商工会議所、または金融機関に
    相談に訪れているのではないかな。
    ほとんどはお金が足りないから“融資をしてほしい”という相談だから、
    私たちも融資が出来るか出来ないかで判断してしまうけど、
    実際はお金が足らなくなる原因があるはずで、
    そこをしっかり見ていないから、それぞれの企業にとって
    必要な支援になっていないのではないのか、などと考えていました。

    番組では、ある精神科医の先生が、
    “院内でできることには限界がある”と話されていました。
    中小企業支援も同じで、商工会や商工会議所、
    または金融機関の窓口で出来ることは限界があるでしょう。
    中小企業支援と自殺を一緒にしてしまうのは不謹慎かもしれませんが、
    中小企業支援にもアウトリーチの考え方は必要で、
    救いを求めている企業、その兆しがあった企業に
    自ら歩み寄っていくことが必要なんだろうなあと
    今更ながら思っていました。

    大学初体験!

    0
      少し間が空いてしまいました。
      ブログをチェックしていただいた方、すみませんでした。

      この3週間、いろいろな所へ行っていました。
      県内では温泉で有名な下呂市、
      県外では愛知県美浜町、富山県砺波市、
      広島市、岡山市などバタバタしていました。

      その中で、先日初めて大学で講義をさせていただきました。
      経済学部の特別講義で「地域金融」がテーマだったのですが、
      そのゲスト講師の一人に知人を通じて依頼がありました。
      内容は私の独立開業の話。
      私は開業に際して、金融機関から融資も受けていませんので、
      テーマである地域金融には関わりはないのですが、
      地域金融の機能の一つに創業支援もあるということで
      独立までの経緯や結果、メリット、デメリットなどを
      お話をさせていただきました。
      体験談なので中小企業診断士という立場ではなかったのですが、
      自分の開業の経緯や結果を客観視してお話をしました。

      これから就職活動を迎える皆さんには
      独立開業というといささか飛躍した話だとは思いますが、
      人生にはそんな選択肢もあるのだと心のどこかに留めていただき、
      どんな就業環境に身を置くことになっても、
      目的や目標を持って歩んでいただければと思っています。

      自分が大学に通った経験がないので、学生の皆さんがどんな態度で
      聞いてくれるのかなと不安を抱えていましたが、
      皆さん真摯な態度で聞いていただきました。

      昨日、大学から生徒のアンケート結果が送られてきました。
      さすがに全てとは言いませんが、概ね私が伝えたかったことは
      学生の皆さんにも伝わったのかなと思える内容でした。

      今回は3回生の皆さんが対象でしたので、だいたいが20〜21歳。
      ちょうど私と20歳違います。
      彼らが私と同じ歳になった頃、独立開業する人が現れたとしたら、
      遠い昔に話した私のことを思い出してくれるのかな。
      そんな思いを馳せていました。

      本当によい経験をさせていただいたと思っています。
      関係者の皆様、ありがとうございました。

      二十一世紀音頭

      0
        先日、11/3の文化の日は、父の73歳の誕生日でした。
        ホテル勤めだった父は、在職中、自分の誕生日に
        休んだことはなかったと記憶しています。

        私が社会人になってからは、なんだかんだお祝いをしていますが、
        洋服なんかもあり過ぎるくらいになってしまって、
        最近は、何をプレゼントしていいのかいつも頭を悩まします。
        結局今年は家族みんなで食事に行きました。
        特に高級レストランというわけでもないのですが、
        父は初めてだったこともあり、喜んでくれました。
        父以外の家族にとっては便乗って感じでしたね(笑)。


        このブログで書いたことがあるかどうか
        記憶が定かではありませんが、
        うちの夫婦は、奥さんのほうがひと回り年上です。
        うちの両親は、逆に父のほうが11歳年上です。
        私は父が32歳の時の子なので、
        当時としては父は晩婚だったのでしょう。
        母に比べて歳をとっていた父の年齢について、
        子供なりにずっと気にしていたと思います。

        昭和50年くらい、西暦だと1975年あたりでしょうか、
        当時はノストラダムスの予言が話題になったり、
        西暦2000年、21世紀が四半世紀後にやってくるということが
        いろいろなところで取り上げられていました。
        私の記憶だと盆踊りでも「二十一世紀音頭」という
        踊りがあった覚えがあります。
        みんな21世紀に未来都市のような
        期待を持っていたような気がします。

        その当時、私も父と21世紀について話をしたことがあったのですが、
        そんな時、父とこんな会話をした記憶があります。

         私 「21世紀になると、僕は31歳、お父さんは64歳なんだあ」
         父 「お父さんはそれまで生きていられるかな・・・(笑)」

        子供なりに寂しく感じた覚えがあります。

        21世紀になって9年。
        あの頃思っていた21世紀ではないかもしれませんが、
        73歳になった父は今日も元気でそうです。
        父の誕生日が来るたびにそんなことを思い出しています。

        新しい試みのスタート

        0
          皆さんは「西向く侍(にしむくさむらい)」という言葉をご存知ですか?
          一か月の日数が31日以外の月名をまとめたもので、
          「二、四、六、九、士」のことを指しています。
          士は漢字を分けると「十」と「一」になるため、11月を表しています。
          小学校低学年だったと思いますが、先生から教わった覚えがあり、
          以来、11月になると思い出す言葉です。

          その11月は、新しい試みのセミナーで始まりました。
          岐阜で起業家的人材育成を通じた
          地域活性を行なう事業型NPO法人「G-netさん」に頼まれ、
          農商工連携に関するセミナーの講師を担当しました。

          ●G-net http://www.gifist.net/

          セミナーの主催者で代表理事の秋元さんから依頼された際、
          「私は商工会議所の出身なので、商工業者のことは何とか解っても
          農業のことは全く分かりませんよ」と一度はお断りしたのですが、
          「伊藤さんが出来る農商工支援で構いません」と口説かれ(照)、
          私で出来ることを考え、お話させていただきました。

          内容は「小さな目標の繋がりを考えて大きな目的や目標を達成する」
          ということをサブテーマに、私が以前学んだバランススコアカードという
          経営管理手法に出てくる「戦略マップ」という戦略策定ツールを
          紹介させていただきました。
          具体的には、受講者の皆さんに「伊賀の里モクモク手づくりファーム」の
          成功事例を紹介し、それをもとに戦略マップを作っていただき、
          彼らがどんな道筋で大きな目的や目標を実現したのかを考えていただきました。

          「戦略マップ」に関するセミナーは、過去に3回経験があるのですが、
          いつも時間がなく、紹介するだけで終わっていたのですが、
          今回は作っていただくところまでやることができました。
          おそらく全員の方が「戦略マップ」を知ったも作るのも
          初めてだったと思いますが、写真のように真剣に取り組んでいただけました。



          このセミナーで私が伝えたかったことは、
          見栄えのよいキレイな戦略マップを作ることではありません。
          ものごとの繋がりを考える習慣をつけてほしかったのです。
          遠くにある大きな目的や目標を達成するために
          すぐにできること、やらなければならないことは何なのか、
          今、やっていること、これからやろうすることは、
          大きな目的や目標を達成するために必要なことか、
          戦略マップが確認する道具なればと思っています。

          農業はとても一人で出来る仕事ではありません。
          多くの方の支援や協力が必要です。
          そのためにも行き当たりばったりの計画ではなく、
          自分なりの道筋を立てるための道具、
          支援者や協力者に説明、納得、共感してもらうための道具に
          なればと思っています。

          それでも時間が足らなくて、受講者の皆さんには
          どこまでご満足いただけたかわかりませんが、
          皆さんのご協力に感謝しています。
          おかげでまたこの取り組みを続けていく自信が持てました。
          そして、機会をいただいたG-netの皆さん、
          ありがとうございました。重ねてお礼を申し上げます。


          まだ、詳細は決まっていませんが、
          来年2月に戦略マップをテーマにした「経営革新塾」を
          各務原商工会議所でさせていただく予定です。
          平日の夜間、10回シリーズの予定で、
          前半、事例企業の戦略マップを作成する訓練をしてから、
          後半、自社の戦略マップを作成していく内容を考えています。
          若手の経営者、または経営を担う方が対象になると思いますが、
          ご興味があればぜひご参加ください。
          詳細が決まりましたら、このブログでも紹介させていただきます。

          引き出しの中のラブレター

          0
            東京に来てからずっといい天気が続いてましたが、
            今日は朝からどんよりとした曇り空。
            夕方からは雨も降ってきました。

            昼間は滞在先の部屋で仕事をしていましたが、
            夕方からは近くにあるシネマコンプレックスに行き、
            映画を観てきました。

            映画は「引き出しの中のラブレター」。
            常盤貴子さんが主演の映画で、
            ラジオにまつわるストーリーです。
            昔からラジオが大好きなので、ずっと気になっていました。
            まだ、観てない人のために、ストーリーは話しませんが、
            とてもよい映画でしたよ。
            私は泣けました。。。(照)


            初めてラジオを聴くようになったのは、中学1年の時。
            地元のAMで22時40分からやっていいた「ヤングスタジオ1431」
            という番組が流行っていて、毎晩一生懸命聞いていました。
            ローカルな話題や同じ世代の話が多くて楽しかったな。
            初めて出したリクエストハガキが読まれて
            すごく嬉しかった覚えがあります。

            その後は、次第にFMへ。
            「FMレコパル」とか「FMステーション」とか専門誌も買ってたな。
            「FMステーション」のが、お洒落な印象なんだけど、
            私はレコパル派。なんでだかよく覚えてないけど、
            付録についていたカセットレーベルのイラストが可愛かった覚えがあります。

            一番ハマったのは、19〜20歳の頃。
            名古屋のFM局で、「気ままにアフタヌーン」という番組があって、
            当時、旅行会社に勤めていて平日休みだったので、
            休みの日はいつもお昼まで寝ては、午後その番組を聴くのが楽しみでした。

            私が休みの木曜日担当のDJは、歌手の二名敦子さん。
            彼女の話や話し方が大好きで、たくさんリクエストハガキも書いたし、
            何度も読んでいただきました。
            彼女が出産のため、番組をやめる時は恋人を失うような気持ちでした。
            最後だけは、ハガキでなく手紙を書いた覚えがあります。
            残念ながら読んではいただけませんでしたが、
            プレゼントの当選者として、ペンネームを読み上げていただき、
            「この方にも大変お世話になりましたね」と、
            ラジオを通してお礼を言われたのを覚えています。
            あれからもう21年も過ぎてしまったんだなあ。。。

            実は、ずっとやってみたかったことが、学校の先生とラジオのDJ。
            先生のほうは、思っていた姿と少し違いますが、教壇に立つ願いは叶いました。
            でも、DJのほうはまだ叶ってないなあ。
            いつか叶う時が来るのでしょうか。こればっかりは難しそうですね。

            でも、もし、万が一そんなことがあったら、
            私も今日の映画のように、伝えられなかった思いを話してみたいな。
            それが私の思いでなくとも、誰かの代わりにでも。

            人の声って何十年経っても覚えているものですね。
            聞こうと思えば、亡くなった人、会えなくなった人たちの声まで
            聞こえてくるようです。

            今夜はテレビをつけずにラジオだけで過ごすことにします。
            (テレビをつけない理由はもう1つありますが・・・)

            みなさん、おやすみなさい。
            どうぞ明日もよい一日を。
            ご案内は、伊藤慎悟でした♪・・・なんてね。


            |||Calendar

            S M T W T F S
                 12
            3456789
            10111213141516
            17181920212223
            2425262728  
            << February 2019 >>

            selected entries

            +アーカイブ

            +コメント一覧

            • 南会津から 2018夏
              sisst
            • 南会津から 2018夏
              kantoku
            • Never Enough
              sisst
            • Never Enough
              kantoku
            • こくぞうさんのある町
              伊藤慎悟
            • こくぞうさんのある町
              kantoku
            • 成果はあったはず
              kantoku
            • 20年ぶりと9年ぶり。
              sisst
            • 20年ぶりと9年ぶり。
              kantoku
            • ほんの6年ですが
              kantoku

            +おすすめ

            +リンク

            +プロフィール

            Search This Site

            Others

            Mobile

            qrcode

            Powered

            無料ブログ作成サービス JUGEM